「じゅうくじゅうく」は19住区という多摩ニュータウン計画の開発地区を指す番号です。
下柚木のあたりは20住区で、越野の一部から堀之内周辺が19住区にあたります。昭和40年の当初計画では、とっくに開発を完了していた筈ですが、バブルがはじけて計画が遅れ最後の多摩ニュータウン開発だそうです。
19住区を下記の地図で示しますが、おおまかに云えば由木東小学校前の中央大学南交差点・中央大学・東京薬科大学・大栗川橋北交差点を結んだ線内あたりです。
この地区には住宅計画地が大きく残っていて、ここ数年以内には一戸建て住宅が建設され南陽台のような感じの住宅街となります。
現在は緑豊かで、大鷹や東京山椒魚も住んでいる丘陵地となっています。
環境自然団体の皆さんは、貴重な生き物も残れるような開発をお願いしていると聞いています。昔からのいい伝えでは、この辺を「ばばあのふところ」と云っていたそうで暖かい土地のようです。
道路計画では、大竹橋北交差点から越野を抜け、八幡神社下を横切り、住宅計画地の真ん中を通って、八王子堀之内交差点と堀之内駐在署前交差点の二つに分かれて設置されるようです。但し古い地図から読みとっていますので、おおよそではこんな感じです。
19住区の真ん中辺にあたる愛宕神社の東側には自然豊かな大きい公園を作るそうで楽しみです。
今回、19住区を紹介したのは、越野丘陵地の北東側が計画に先駆け近々に沢山の住宅が建設されるからです。(念のためですが開発反対ではありませんので誤解のないように願います)
ところで、この春に由木中央小学校PTAのお母さん達が体育館とプール改築で署名運動をされ、市長へ嘆願されたことはご存知と思います。
めぐみ野団地が住宅ラッシュの途上に加え、学区内には集合住宅も増え、更に19住区の越野地区から大勢の児童が入学なさると、由木中央小学校は教室不足も含めピンチとなります。
ごく近い将来に皆さんのお子さんやお孫さん達が困るのです。是非、ご理解願います。
この辺の事情を知っていただきたく今回の紹介を考えました。次回はPTAのお母さん達の署名運動、その後の活動報告を予定しております。