web版 第17-9号(No26)
   
   ちょこっとエコ知識

[2] 川をきれいにしよう

 36年前の新聞に「大栗川で世界1の大きな山椒魚が捕獲されました!」ウソみたいな話ですが、4班の内田栄治さんから新聞の切り抜きを見せていただきました。残念ながら今の大栗川にはカル鴨がいるだけで魚の影すら見えません。汚れた大栗川に魚が棲めるか?は大変関心のあることです。

 由木地区の市民環境会議のメンバーが毎年6月に大栗川のCOD(化学的酸素要求量)を簡易式のパックテストで測っています。昨年の測定結果は、鑓水の嫁入り橋から大塚の堰場橋までの各ポイントでは8(mg/L)、今年は前日の降雨のせいか5〜6でした。

面白いことに大栗川下流の多摩川合流地点データでは半分の数値に低下(良くなっている)します。これは上流ほど下水道が未整備で、下流は多摩ニュータウン整備計画の恩恵により下水道完備となったからと思われます。

 つい1週間ほど前に、鯉とハヤ(又はウグイかも知れない)が棲んでいる堀之内・寺沢川のCODを調査しましたら8(mg/L)でした。思ったより悪い数値でしたが、上流にある東薬大の池には藻が多いためにCODが上るものの、溶存酸素はかなり多いのかも知れません。ザリガニの棲んでいる平山城址公園の猿渡りの池では7でした。

 河川の水質測定には、BOD(生物化学的酸素要求量)という方法が良いのですが、簡易法がなく自分たちでは測れません。そこで市公開のHPデータをチェックすると、大栗川・東中野橋で1.4(mg/L)、鯉やハヤなどが沢山棲んでいる浅川・中央道北浅川橋で1.8と期待が持てます。

 しかし河川に鯉を放して飼うと餌で水が汚れるという話もあります。でも廃プラや廃棄自転車などの投棄防止に向け「この川をきれいにしましょう」と試験的に放流することは可能かも知れません。但し河川管理をする東京都の許可や大水対策準備を要します。

多摩市市民グループの大栗川を楽しむ会の報告が10月1日環境フェステバル/パルテノン多摩であります。

次号に続く

戻る

セブンアンドワイ

セブンアンドワイ

セブンアンドワイ

潤いのある生活を手に入れる。そのためのヒントがきっとあります。セブン-イレブン受取り手数料無料のセブンアンドワイ。


発行 下柚木町会  編集 下柚木町会広報部  simoyugi@inr-hat.jp

主婦・高齢者対象パソコン体験講座承ります インターネットルーム ハタノ 

inserted by FC2 system