今月19日に分署を訪問し、中西副分署長から丁寧な説明を受けました。
分署とは、行政サービス向上と地域消防力の強化に備えるため、出張所の内容を充実し格上げされたものです。
東京都では蒲田の空港分署と深川の有明分署に続き3番目の分署となるそうです。署員は69名(内22名が増員)消防車両7台を以って、3交替の勤務体制で由木地区を中心に八王子管内を護っておられます。
下柚木では幸い火災発生はほとんど有りませんが、機敏な救急車のお世話になって大助かりと感じておられるご家庭は多いと思います。
分署の西側の増築は皆さんご存知と思いますが、これに伴い消防車も増車となって、現在は指揮車1台、消防車2台、はしご車・救急車・照明電源車・非常用ポンプ車が各1台と心強いラインナップです。
指揮車などの小さな車両は縦列しているため残念ながら通りからは見えないときもあります。
もし火災が発生したら具体的にはどのような手順で動き出すのですか?と質問をして見ました。大まかには
1)多摩地区で火災が発生すると、全て立川司令室が119番を受け、発生地を受け持つ消防署へ出動指令をいたします。
2)もし由木分署への出動指示が有ったとしますと、署内のコンピュータに火災元の住所と共に地図が送信され、これを元に消火栓位置まで入った町内別の特製詳細地図を持って直ちに出動いたします。
3)出動は指揮車に続いて消防車、はしご車、救急車の順に急行いたします。
従来の組織では指揮隊が有りませんでしたが、4月からは由木指揮隊が配備されていますから心強いですね。
今月の15日午前3時半頃だったと思いますが、我が町の消防分団集合の火災用サイレン(市民センター脇)が鳴ったのをご記憶と思います。
あの火災は平山城址公園の尾根付近の建物火事だったそうで、我が消防分団(第12分団第8部)は勿論、由木分署の指揮車も消防車2台とはしご車が出動したそうです。
暑さ寒さや夜半も問わずの出動を ″本当にご苦労さま ″です。
平穏さに慣れているこの頃ですが、最近は地震、水害、土砂崩れと思わぬ天災のニュースが多く、人ごととも思えません。地域の安全を守っておられる方々のたゆまぬ活動に理解と支援を忘れないないようにいたしましょう。