2006年度八王子市・地域防犯リーダー養成講習会が10月28日(土)と11月11日(土)の2日間にわたって市教育センターで行われ、下柚木町会から飯島町会長と私が参加した。
この講習会は昨年より続けられて2回目、各町会・自治会の代表者70名が参加し修了書を手にした。
講習内容は、防犯パトロールの必要性や具体的な活動内容・心構えなどから警察署や消防署の講話、護身術や応急救護訓練まで講義と実技が繰り返され、午前9時から午後5時までみっちりと行われた。
本市の特性として、新興住宅が次々と建設され、そこに住む人々の住民意識の希薄さや広大な市域の防犯設備の不十分さなどをあげ、加えて最近の犯罪の多様化や手口の巧妙さ、多発する件数(都区市町村自治体で本市は最も犯罪件数が多い)など、本市は切羽詰まった状況の中にあることが説明された。
市は「防犯は一人の目より地域の目」を標題に市内各地の防犯意識を高め、市民をあげて防犯に目を向けることで市内から犯罪を無くそうと取り組んでいる。
この考え方は「破れ窓の理論」としてニューヨークのユリアーノ市長が唱えたもので、市民の目によって犯罪の機会を与えないようにして予防することを目指しているそうです。
地域住民が防犯を意識し日々の生活の中で、より親密に交流(会話)を深めていくことが犯罪抑止に繋がります。
犯罪を起こそうとする人を地域内に侵入することを防ぐ理論(犯罪心理学より)に基づく手段のひとつとして、防犯パトロールは地域住民の交流・連帯や団結を示し、犯罪のスキ(機会)を与えないことになる。
これらの状況を踏まえ、各班は可能な方法を地域ごとに創意工夫し、互いに声を掛け合って(挨拶など)犯罪のスキを少なくしながら「安全・安心な町づくり」に努めて欲しいと思います。