web版 第19-1号(No42)

  自主防災視察研修に参加して  下柚木防災会 副隊長 松永信之

 平成18年度八王子市自主防災団体連絡協議会主催による先進都市視察研修3コースのうち、11月22日(水)の横須賀市消防局市民防災センター視察に参加しました。

 その概要を次に記します。

【1】市の自主防に対する対策や取組みについて

*自主防災組織は町会・自治会単位で結成。

 (a) 356団体のうち343団体が組織化しており、96%の結成率である。(全国平均は60%強、八王子市は50%弱)

*自主防災訓練種別について

 (a) 自主防災組織を対象とした訓練に、個別訓練と総合訓練があり、市主催の広域避難訓練体験を含む総合防災訓練がある。

 (b) 総合訓練に参加した場合、団体毎に避難所訓練マニュアルを作ることが義務付けられており、作成に対する報償制度がある。

*課題

 (a) 休日訓練のため若年層の参加が少ない等の課題に対し、報償金の対象範囲を広くする、楽しいイベントを入れる等を検討している。

*これからの防災訓練

 (a) 関東大震災の経験から、逃げることを中心とした防災訓練だった 。

 (b) 阪神淡路大震災や中越地震の経験から災害と戦う(自分の町や住民を守る)防災訓練に変えることが必要。 

 (c) 防災組織で考え、自分達が実施する。

【2】災害時の要援護者に対する市の取組み事例

 (a) 65才以上の1人暮らし、重度障害者、3等級以上の要介護認定者の個人情報を保有しているので、119番通報により該当者を特定できる。  
 (b) 個人情報保護法の関係で、平常時は開示できない。

 (c) 自主防災組織が個人情報を得ることが肝要である。(八王子市の自主防災組織の中にも、 要介護者の個人情報を保有している所もある)

大変勉強になる視察研修でした。今後の自主防災活動に役立てればと思います。

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