web版 第19-1号(No42)

  巨大災害から命と暮らしを守る

自助・共助・公助について その4

                    下柚木・防災会情報班 大島錬三

 前号に続いて、その4は「共助」についての紹介です。共助とは共同体による支援、即ち町会や企業の要員からなる企業市民としての救援活動をいい、この連携作業には訓練が必要です。

 阪神淡路震災のとき、避難所へ駆け込んだ成人男性のうち7割の方が自分は罹災者という思いから所在なさそうにボンヤリとしていた反面、殆んどの女性たちは甲斐がいしく立ち働いていたそうです。

日頃、自分の仕事が忙しいからとご近所の皆さんと親しくしていなかったから、非常事態のさなかでも見知らぬ人々へは手伝いようもなかったのでしょう。

 ふれあい交流会や運動会などの町会行事へ参加する目的は、共に楽しみながら万一の場合の「スムーズな助け合い」を可能とする潤滑油の醸成が狙いでもあります。

ご近所のお友達や顔見知りを作ることはとても大切なことです。しかし、災害に合ったとき、まず自分や家族が無事に助からなくてはご近所への支援は出来ません。何事も普段の心がけからです。

 18年度から下柚木・自主防災組織をスタートしましたが、皆さんの協力のもとにこれからいろいろな整備が始まります。

防災活動を活発にし、災害時に下柚木の皆さんがお互いに助け合うことが目的の個人ではできない町内の助け合いです。例えば、町内全体の「罹災時の連絡・調整」「資機材準備・教育・訓練」です。

 罹災時には自分の班や組のことが精一杯で、他班への救援は遅くなってからでしょう。

大切なことは、ご近所の方々が近くの弱者(病人・幼児・妊婦など)を必要に応じ助けて上げることが一番最初の共助活動となります。

ですが、避難所へ病人を連れていっても、プライバシーを守ることが大変な大所帯ですから、ご近所との話し合い中でギリギリの判断と助け合いが必要となります。

 最近は個人情報漏洩防止を云われていますが、災害に備えて「最低限の家族構成や生活情報」はお互いに知らせ合っておきましょう。

これらの事前準備は様ざまなケースが想定されるため、班内や組内に定例会を設け話し合いを持って進めておくべきでしょう。

(次号へ続く)

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発行 下柚木町会  編集 下柚木町会広報部  simoyugi@inr-hat.jp

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