web版 第19-2号(No43)

  多摩清掃工場を見学して  町会・リサイクル推進委員 大島錬三

 八王子市主催の環境研修行事(昨年11月)として多摩清掃工場見学(尾根環途中の高い煙突が目印の)の案内があり参加したので、その概要を報告いたします。

 この清掃工場は、多摩市にありますが八王子市と町田市の3市共同管理で、多摩ニュータウン環境組合が運営しています。ごみの処理は、可燃物の焼却と不燃物の分別処理・粗大ごみ処理が主作業です。

 ごみの各市委託量は、多摩市7割と八王子市3割、町田市がちょっぴりでした。焼却処理能力は200トン/日×2基で10万世帯分を処理していますが、可燃物の焼却はフル稼働なら現在の2倍の能力を発揮できます。しかし、炉壁の定期修理や保守を考えれば、焼却炉2基のうちの1基稼動の現状が丁度いい感じと見受けました。処理量は、各市民の環境意識向上から年々に少なくなってきているそうです。

 不燃物の分別は、混入しているボンベ、乾電池、ガラス(色別に分別)などをベルトコンベーア上で作業員が手選別したあと、アルミ・鉄クズ類を自動選別していました。ちょっと心配だったのは、市民が間違えて注射針などのような感染性がある危険なものを混入させ、手選別員が誤って指先を怪我をしたら怖いと感じました。

 この清掃工場へ依頼する八王子市分は南大沢などのニュータウン区域のごみで、下柚木町内のごみは可燃物を館清掃工場、不燃物は戸吹不燃処理センター(戸吹清掃工場内併設)で処理されています。

 多摩清掃工場内にある「エコにこセンター/電話042-374-6210」で、都内初の陶磁器製食器のリサイクルを始めていました。リサイクル先は、岐阜県多治見市の陶器工場がタイルなどの陶器原料として再生するそうですが、持ち込み(月曜日定休)は下柚木の方でもオーケーです。但し、持ち込まれた食器は、係員のチェックによって「土鍋などの素焼きやガラス、プラスチック、金属、木製付属」はリサクル不可の判定され一部持ち帰りとなります。新品やほとんど使っていない陶器は、同所のコーナーで安価販売もしていました。

 多摩清掃工場の一般公開日(広報はちおうじに紹介あり)は、毎年5月末と10月末に行われます。皆さんも一度は見学の機会を持ったら如何でしょうか。

【紹介】多摩ニュータウン環境組合のホームページ

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