2年ほど前の夏頃から近所でうるさく鳴く鳥の名前が気になっていました。
冬になると自宅(6班)の庭先をつがいで散歩する鳥が、1月の読売新聞でガビチョウと知ったので調べた結果を紹介します。
大きさがヒヨドリ位でひと回り太った感じの茶色です。特徴は目の周りから白くのびる眉です。このため中国では画眉鳥と書くそうです。
学術名はカオグロガビチョウというそうですが、20年位前から徐々に増え出し福島、関東、長野、九州北部に分布し、多摩ではあちこちで見かけられるそうです。
もともとは中国南部の野鳥で、愛玩用に輸入されたものがカゴから逃げ出し?繁殖した帰化鳥です。中国南部と日本の気候は似ているから住みやすいのでしょう。
ガビチョウは手入れの行き届かない雑木林のようなブッシュを好み、警戒心が強く人前には余り姿を現わしませんが、冬季は餌を求めて庭先へ出没します。
餌は植物の種や虫だそうで、ひまわりの種やドングリの実も食べます。縄張り意識が強いらしくヒヨドリを追いかけるなど、在来種の同じ餌を食べるツグミなどの小鳥たちへの影響が心配されています。
卵は薄青色のきれいなものを4・5個産みます。
鳴き声は主に夏場に聞かれますが、冬でも甲高くて大きなさえずりが時々聞こえます。うるさい鳴き声は、住宅地に適さず害鳥?だという人もいます。
2班の鎌田鳥山付近や3班の番場坂付近でも見かけたと聞きました。眉の周りが白い鳥がいたらガビチョウです。
【紹介】ガビチョウは以下のホームページでご覧いただけます
カワセミ会 野鳥調査結果 浅川流域におけるガビチョウの侵入経過