web版 第19-10号(No51)

  第1回・防災指導員育成研修会    副町会長 飯島 勝男

 9月29日(1日目)、八王子市役所において100名の参加者により「八王子市における防災対策について」の講義ありました。その内容は、市民の基本的な責務として「自らの生命は自らで守る」という自助の考え方と「自分たちの町は自分たちで守る」という共助の考え方が、災害から多くの生命や財産を守るために重要であるとのことでした。

 八王子市地域防災計画について、「災害に強い都市基盤と適切に対応できる人を組み合わせる体制」が整っていなければ有効な防災対策は期待できないという。また、上下水道・電気・ガス等のライフライン設備の復旧対策等の講義が八王子市由木消防分署の講師からありました。

 最後の講義では、阪神・淡路大震災の被災者本人が兵庫県芦屋市で体験した報告がありました。「衣」については、持ち出しバックに下着・タオルを用意する。「食」は、コンビニ等は倒壊しているためカップラーメン・レトルト食品を用意する。特に卓上ガスコンロ・ガスボンベは大変に役に立ったそうです。

 何しろ「震災は突然にやって来る」その瞬間は恐怖で動こうとしても身体が動かないのが現実だったという。まさにその通りだと思いました。

 二日目の午前中は、10名1組の10組に分かれて「応急救護訓練の実技」でした。応急手当の目的は「救命」「悪化防止」「苦痛の軽減」です。実技はこれに基づいた内容で始まりました。

 心肺蘇生では、第一に周囲の安全確認、第二に反応の確認、第三に大声で助けを求め119番、通報とAED(自動体外式除細動器)の搬送を依頼する。第四に気道確保、これは呼吸がスムーズに行われるように、空気の道を作ることです。この気道がふさがると呼吸困難になるため、下あごを突き上げ、人口呼吸用マスクやマウスピースを使い「息の吹き込みを2回」「胸骨の圧迫を30回」、この動作を何回となく繰り返します。

 心肺蘇生とは、突然の不整脈に対し心臓にショックを与え、本来持っているリズムに戻すために行うことを言います。

 最後の課目は実技訓練でした。

 「震災時における初動対応訓練」として、ロープワーク・なわばしごの作り方・市が保有する資器材の取り扱いがありこれも良い勉強となりました。

 これを以って2日間の研修を終え閉講式となりましたが、講座と訓練は実践で役立つ内容が多く、大変に有意義だったと思いながら帰途につきました。

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