web版 第19-11号(No52)

  防災指導員育成研修会・その2   広報部 大島錬三

 先月号で飯島副町会長から報告がありました同じ研修会の第2回目に私が推薦を受け参加しました。この講座は2日間に渡る盛り沢山の内容があり、一度には報告できなかった部分があり今回は「その2」として補足します。

 野口・由木消防分署長からの開講挨拶がありました。その中で、中越地震の怪我人の4割は家具類の転倒だったとか。そう言えば阪神淡路震災のときも倒れくる家具に襲われたという体験談が数多くありました。どこの家庭でも初心に帰って家具類再チェックの必要がありますね。

 「八王子市における防災対策について」を防災課長から講義を受けました。そのごく一部の紹介ですが。
 直下型地震は、南関東地域のどこにでも発生する可能性があることから、@区内直下、A多摩直下、B神奈川県境直下、C埼玉県境直下(下図参照)の4ケ所に震源を想定しています。

 その中の多摩直下が、由木地区に被害を与えるわけで、規模はマグニチュード7・2、発生は30年間で70%の確率だそうです。(別資料では震度5〜5・5ですから、今年7月16日に発生した中越沖地震〔震度6強〕を下回るレベルです。しかし都心部の震度はもっと高く想定されています。また、関東大震災のような超大型地震の発生は、100年以上先のようです)なお、東京都の直下地震想定の見直し発表は来年4月にあるそうです。

 八王子市に大災害が起きた場合に派遣される自衛隊は、朝霞駐屯地のうちの約30名からなる部隊だそうです。この部隊が中核となって全国から馳せ参ずる自衛隊の方々と共に支援作業をして下さるわけですが、被害規模が都心部の方が大きければ、都心部を優先?せざるを得ないとか。

 続いて由木消防分署課長より「東京消防庁における震災対策について」の講義を受けましたのでその一部を次に紹介します。

 ☆災害が起きたら、まず自分が怪我をしないこと。

  これが自助の基本
  自助が出来なかったら『共助』どころではありませんよね。

 ☆地震襲来のときに『火を消すチャンスは3度ある』

  @小さなゆれを感じたとき(使っているガスをまず止める)
  A大きなゆれがおさまったとき(おさまるまでは身を隠す)
  B出火したとき(出火した場合でも2分程度では燃え拡がらない
   ので手近かの消火器で消す。しかし天井まで燃え始めたときの
   消火はまず無理)

 実技で市内・小中学校の防災倉庫には必ず備え付けてある簡易トイレの組立を習いました。車イスでも使える溜め置き式・400人分用ですが、下水マンホール上に設置すれば大勢の使用が連日可能です。但し、少量注水は毎回必要とか。

以上、雑ぱくな内容でしたが機会を見てまた報告します。

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