web版 第20-3号(No56)

  6班の今昔と地域交流  6班・班長 浅野和夫

 我が家がこの地に越してきてから、38年が過ぎました。東芝団地と呼ばれている所ですが、こう呼んだのは土地を造成した業者でも、販売した会社でもなく地元の方です。
 東芝が「柚木団地」という名称で社員に斡旋販売したのは98区画のうち約半分の45区画でした。地元では造成されて数年も放置されている土地が東芝社員に分譲されたと知り、東芝団地と呼ぶようになりました。当時の商栄会が大きな期待を込めてつけた呼び名だと思います。
 区画の約半分を会社が新規事業として参入した住宅を建てる条件付の上、完成期限も設けられたので、一挙に約20軒が住み始めました。団地内に配水する深井戸とポンプを維持管理する必要から自治会を作り、下柚木町会第1班に入れてもらいました。地元に溶け込むため運動会を始め町会の行事には積極的に参加しました。
 住み始めて間もない頃に長雨で団地東北側にがけ崩れがあり、大量の土砂が道路を埋めつくしました。このときは団地住民でない1班の方や、消防団員の方々に大変お世話になりました。野火も数回ありその都度消防団に出動願いました。
 当時の由木は、春はカエルの合唱、秋は虫が奏でる音楽が賑やかな田園地区で、消防署など在ろうはずがありません。消防団、交通安全部が地域の安全、安心のために果たした役割は大きく、このことは今でも変わりありません。
 6班分裂の始まりが町会費の使い道、特に消防団、交通安全部への配分にありました。30歳代の若さで住み、地元の皆さんにお世話になりながら交流を深めた当時を思い起こし町会はもちろん、由木地区の方々とのお付合いを大切にしたいと残った23戸です。
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※ 前月号に続き「地域のボランティアその2」として執筆願いました。
 消防団・交通安全の隊員は地域の安全を守るボランティア活動の最前線にいる方々です。この活動は縁の下の力持ち的存在のため、空気みたいに無くならないと大切さが判らないものです。つい消防署や警察署があるからと誤解しがちです。地域住民の安全・安心を守る目的は同じですが具体的な役割は違います。
 私たちは活動の内容をもっと知り、理解し応援する必要があります。(広報部)


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