３月３日に開催された『振り込め詐欺の被害にあわないために』と題した研修会に参加しました。
当日は来賓から挨拶があり、なかでも高尾警察署長から、去年全国で発生した振り込め詐欺の発生件数は２万件で、被害総額はなんと２２０億円。私たちが住む八王子市でも、１４６件発生し２億２０００万円の被害があったとの報告がありました。
次に講演と実演があり、その一部を紹介します。
ある時、息子と思わせる男から「携帯電話の番号が変わった」と、電話が入る。翌日、改めてその男から電話が。「実は、会社のお金を使い込んだ。すぐ用意しないと大変だ」、すると上司と名乗る男が電話にでて「息子さんが使い込みを。お金を直ぐ振り込めば事件にはしない」と。急いで銀行のＡＴＭへ移動させ、指定口座へ振り込ませるといった手口。でも最近は、銀行職員や警察官がＡＴＭの側にいて利用者に注意を呼びかけているため、振り込みでの被害が減少。バイク便や友人と偽って直接取りに来たり、郵便局のエクスパックで現金を送らせるという巧妙な手口に変わって来ているとのこと。講師からは被害にあわないために、
①家族で前もって合言葉を決める。たとえば、飼い犬等の名前を聞く。
②携帯電話の番号が変わったと言われたとき、前の番号に電話をしてみる。
③遠慮なく１１０番して、警察に相談する。
など、決して一人で行動するのではなく、まずは信頼できる人に相談することが大切とありました。私は絶対大丈夫という人ほど、いざと言う時に気が動転して詐欺に引っ掛かっているそうです。しもゆぎだよりで犯罪情報が掲載されていますが、この町からは１件の被害も出さないよう気を付けてまいりましょう。
