web版 第21-03号(No68)

  昨夏の八王子豪雨被害について

 昨年8月末に発生した集中豪雨時のときインチキな土地造成が土砂崩れを発生させ家屋の倒壊事件(川町)はテレビで全国に紹介され、これはまだ記憶に新しい出来事ですね。この被害報告書が、市HPにありましたので抜粋し紹介します。
 平成20年8月26日に低気圧が東シナ海を東に進み九州南部に接近した。これに伴い、27日にかけて西日本の太平洋側を中心に南から暖かく湿った空気が流れ込み大雨となった。また、この低気圧が日本の南海上に進んだ28日から31日にかけては、本州付近に停滞した前線に向かって南からの非常に湿った空気の流れ込みが強まり、さらに、上空には寒気が流れ込んだことから大気の状態が不安定となって、中国、四国、東海、関東、および東北地方などで記録的な大雨となった。
 この豪雨は、太平洋側の各地に大きな被害を出しましたが、八王子市内でも各所で川が氾濫し、護岸崩壊・道路冠水・家屋の浸水など被害が計668件も続発しました。浅川では床上浸水22件・床下浸水101件、由木でも床上浸水1件・床下浸水13件があり、土砂崩れでは八王子霊園北側の造成地が崩れ家屋倒壊(川町)がでました。
 このときの4日間の累計降雨記録では、高尾山口333ミリ・市役所280ミリ・南大沢198ミリ。28日1日間の記録によると高尾山口218ミリ・南大沢17ミリと局所的な強い雨でした。 1時間の最高値は63ミリが観測されています。 最近は温暖化の影響で、昔には見られなかったスコールのような強い雨とゲリラ的な局所豪雨があります。豪雨は九州や四国ばかりとは限りません。
 私たちの住む下柚木にも危険な崖や大栗川(大改修前はよく氾濫したとか)があることを忘れてはいけません。
 八王子市が市内河川の洪水ハザードマップ(浸水被害想定図)を3月17日に全戸へ配布しました。市のHPにも同じ市内各地域・洪水ハザードマップの掲載がありますが、このマップの被害を計算した条件は総降雨量589ミリ・時間最大114ミリとしており、この計算上において大栗川周辺ではあちこちの浸水が予測されています。
 昨夏の市内1時間実績データ63ミリをもとに、114ミリなんて有り得ないと考えるのは早計かも知れません。
 個人的な考えですが、年々とゲリラ豪雨は激しさを増す傾向にあり、短い時間例えば20分間に50ミリの降雨があったと仮定すれば、大栗川の氾濫は有り得るかも知れないし、油断は禁物です。
 洪水ハザードマップには、避難予報・避難情報の伝達と避難勧告・避難指示の方法、さらに避難場所も書いてあり、もう一度、十分なチェックを願います。
(広報部)

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