師走となり、ずいぶん陽が暮れるのも早くなってきました。２班１１組に建つ「下柚木ペット霊園」は客が来れば夜も営業しており、陽の落ちた住宅地でひときわ異様な光を発し、それを見るたびに我々住民の心は沈んでしまいます。
疲れて仕事から戻って、最初に飛び込んでくるのがこの光景というのは、あまりにも辛いものです。
そんななか、板橋区の「さかうえペット霊園」の火葬場について、周辺住民が「悪臭や煙で健康被害が出る可能性が高い」として使用差し止めを求めた裁判では、１０月に火葬場の操業差し止め命令が出ました。これは我々にとって久しぶりの明るいニュースです。今後の活動にも大きな励みになります。
一方で、反対運動や下柚木町会のみなさんのご協力にもかかわらず、「下柚木ペット霊園」には連日客が訪れ、火葬をしていきます。少しでも多くの方々に我々近隣住民の気持ちをわかってもらおうと、２班１１組では新たにＡ３サイズのラミネート加工をしたカードを各戸に掲げることにしました。「私たちはペット霊園の営業に反対しているし、迷惑している」という意志を表示することにより、少しでも事態の改善につながらないかとの思いで考えたものです。下柚木町会のみなさんでも、ご賛同いただける方がいらっしゃいましたらカードをお渡ししますので、玄関フェンスなどに付けていただけると何よりの応援となり、心強いです。
また、実は我々住民の知人にも、反対運動を知らずインターネットで調べて火葬を予約し、「現地に来てみたら反対看板の数に驚いたものの、キャンセル料を取られるので仕方なく火葬をした」という方がいたそうです。このような事態を食い止め、また下柚木町会以外の自治会のみなさんにも「下柚木ペット霊園」への反対運動を知っていただき、「下柚木ペット霊園」で火葬をする顧客となるのを防ぐ意味でも、ビラを作成して配布することを計画しています。板橋区の裁判記事なども盛り込んで作成しようと、現在内容をつめているところです。
ペットを可愛がる皆さんにとって、ペット霊園は必要なものです。しかし、住民の迷惑の上に立ち迷惑行為を行うような業者で火葬や埋葬をしなくても、お値段も良心的で真面目に営業しているまっとうな業者もたくさんあります。
家族として愛してきたペットの安らかな眠りのためにも、じっくりとペット霊園業者を選んでいただきたいと思うのです。
下柚木町会のみなさんも、お知り合いの方に「うちの町内にこんなペット霊園ができて、住宅地の真ん中で迷惑して困っている」というお話をしていただくだけでも、反対運動にご協力いただいていることになります。地道な活動になりますが、一歩一歩進んでいくしかありません。我々住民の気持ちをお汲みいただき、どうか反対運動にご協力をお願い致します。
