web版 第22-2号(No79)

  下柚木ペット霊園反対活動の近況  その8     2班11組

 ご存知のように下柚木ペット霊園のペット焼却が相変わらず続いています。この焼却による近隣住民への影響は、「強烈な悪臭」とこれに伴う「精神的な苦痛とストレスによる体調不全」です。
 灯油で燃焼を行うペット焼却炉車からは、悪臭ばかりでなく大気汚染物質である二酸化窒素とダイオキシン」が発生し、近隣へ撒き散らしていることも想定されます。紙、布、木材、厨芥/生ごみなどや塩素を含むプラスチックを800℃以下で燃焼するとダイオキシンが発生すると報告があり、この発生したダイオキシンの多くは付近の植物に付着したり土壌に沈着し残留するそうです。
 そこで、私たちは悪臭や大気汚染物質の測定を検討しようと考え、今回は手始めに二酸化窒素の測定を試みました。
 測定については、東京都の大気汚染物質測定を行っている外郭団体へ二酸化窒素の採取協力と化学分析を依頼しました。 
 まずは「焼却日と焼却のない日を比較」するため、昨年6月4・5日、2班11組の皆さん10軒に参加を願い、自分たちで各戸の位置へカプセル型の二酸化窒素捕集管を設置しました。この日はペット焼却のない日でしたが、その測定結果は0.025〜0.036ppmでした。この数値は大気が少し汚れていることを示すレベルで、当日行われていた由木地区各所の測定結果と大差ない値でした。これからは、今回の試みをもとに自分たちで汚染レベル測定(化学分析は外郭団体へ依頼)を行おうと検討中です。
 さて、ペット霊園のペット焼却動向ですが、焼却は午前9時半から午後11時近くまで行われています。また最近は大型焼却炉車の稼動が多くなり、昨年4月から8月半ばまでの稼動数は33回。他の場所でも焼却しているようです。
 昨年11月8日のことですが、私たち住民が集会をしていたときに小型焼却炉車での焼却が始まり、大きな稼動音と共に黒煙と悪臭が出ました。過去には孫たちが遊びに来ているとき、ペット焼却が始まり、楽しい昼食どきの部屋に悪臭が流れ込みました。そのためのどが痛くなったり、気分が悪くなったりで、食べたものを吐き出すなど、とても食事どころではありませんでした。これまで大人でも吐き気をもよおすことが幾度もありました。緑に囲まれ憩いを得る住宅街のはずが、「またペット焼却の悪臭が・・・」と変貌し、落ち着かない日々の連続です。
 毎日、自宅で暮らす人たちには大変なストレスを与え続けているのです。ですから私たちは「ペット霊園とペット焼却を即刻中止してもらいたい」と訴え続けざるを得ません。

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