web版 第22-2号(No79)

  古い由木への散歩道  御嶽ご老人

 下柚木村殿ヶ谷戸の御嶽の宮は、村の鎮守さまじゃが、古く室町期の創建で、蔵王権現として、修験者の道場でもあった。
修験者の長に、よわい百歳を超えられた、「御嶽ご老人」と呼ばれる行者がおられたそうじゃ。
 ご老人は仙術にすぐれ、さまざま、人々の願いをかなえてくださったという。
 農事では、種えらび、作付けや取り入れの時期、また、旅の無事、子育てや病気、失せ物、天気などなど、一切、お礼を受けとらんかったという。
「わしは、無一物が似合うのう・・・・・・」といって笑っておられた。
 里人が、戸惑っておると、「ならば、修行の行者たちへ施してくだされ」と、若い修験者たちに気を配っておられたという。
 ご老人が亡くなられたのは、さらに数十年後のことで、正確なお年を知る者はおらんかったそうじゃ。
 (新編八王子風土記稿第35回より)
    

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