web版 第22-7号(No84)

  野猿街道の今昔を描く

 「野猿街道の今昔を描く」は、下柚木出身(昭和8年)の橋本豊治画伯が著作されたことはご存じの方が多いと思います。発刊に際しては由木地区の方々が協力し、伝承と思い出話には皆さまも顔見知りの下柚木の方々が沢山参加して居られます。
 この画集を15年位前に南大沢図書館で読んだことがありました。それは野猿街道の歴史話には興味を持っていたからです。ページをめくると100枚以上の絵があり、つい絵ばかりを拝見し折角の文章はあまり読まなかった記憶があります。
 数ケ月前に女性防火部の橋本さんから「野猿街道の今昔を描く」の再読を勧められました。下柚木の昔語りを「しもゆぎだより」へ書くには格好の材料ではないかと。
 早速、橋本さんから画集をお借りし、今度は文章を読んでから絵へと熟読いたしました。目からウロコとはこのことで、各章毎に文章を読んでから「絵」を鑑賞すると昔の印象的な風景が生きいきと描かれていることを理解できました。また当時を知る方には「ひなびた由木村の良さ」を想い出すきっかけになるだろうと思います。
 橋本画伯は町内2班で生まれ、殿ケ谷戸で遊び、由木中央小学校で育ち、長じて立川高校、東京芸術大学へ通学された「生粋の由木っ子」。
  

画伯の良き懐かしき成長期の想い出を画集にまとめた力作です。
 当時を知らない若い世代や私のように移り住んだ人たちには、気軽に読める格好の「下柚木・昭和語り」の教材です。
 橋本画伯の主な作品は、永林寺天井画・八王子市新庁舎レリーフ・由木中央市民センターレリーフ・八王子百景など及び数冊の画集を出版なされております。
 今回、この画集について「しもゆぎだより」へ連載することを相談いたしました所、ご快諾をいただきました。連載回数は約50回となるため、5・6年を要します。広報掲載の絵はモノカラーのため、カラー版はホームページでお楽しみ願います。
 8月号から連載を開始いたしますが、郷土歴史研究家・下島 彬氏による寄稿文「古き時代の野猿街道」を連載1回目といたします。なお、画集をご覧になりたい方は南大沢図書館または市内の大きな図書館で閲覧願います。
(広報部記) 

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発行 下柚木町会  編集 下柚木町会広報部

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