web版 第22-9号(No86)

  プラスチックのリサクルについて

 10月1日から八王子市のプラスチック(以下はプラと略称)の分別内容と戸別回収が変わります。この目的は不燃ごみの減量を更に進めることと、戸別回収で分別意識及び資源化率の向上を図ることです。
 「新ごみ・資源物『分別の手引き』/77頁版」は9月初めに全家庭へ配布されましたが、この手引きを熟読することがベストで、いつでも見られるように願います。
プラの分別には、商品のパックや袋に表示されているプラマークから判断します。プラマークのそばにこの商品の範囲が表示されています。例えば外装フイルム・容器などと。しかし包装が複雑で全てにプラマークが付いていない場合もあります。
     

 菓子折りのケースで説明すると、プラマークの表示のみで内容不明とか、表示が無くなっているときは、外箱が紙製ならこれは雑紙、外箱表装の薄いフイルム及び底板・お菓子1個ごとの小袋はプラへ分別となります。小袋の中には和紙風の「紙かプラか?」の見分けが付け難いものもあります。この場合は千切ってみて紙製なら容易に裂けます。もし菓子折りをひもやリボンで縛りレジ袋に入れたくれた場合にはひもとリボンは紙・プラ製にかかわらず可燃ごみで、レジ袋は可燃ごみ(プラマークがあればプラへ分別)です。この理由は目的が贈答・輸送のためだからです。又ダンボールの外箱を十文字に固定している幅約8mm位のプラ製・結束バンドも目的が輸送なので可燃ごみへ分別です。
 今回のプラ分別で新たな課題としているものは、従来の不燃ごみに分別していたものが対象なのです。したがって現在「プラやペットボトルに分別していたものは今まで通り」でよいのです。
 ここで10月からのプラ分別の改訂は「容器包装リサイクル法」の推進から来ていることを理解しましょう。プラ製品でもボールペンや歯ブラシは容器包装品ではないため可燃ごみです。プラ製の洗面器・バケツも同様に目的が容器包装ではないため可燃ごみです。分別の大まかな考え方として、このプラごみは容器包装なのかどうかを考えれば見当はつきますが、実際はかなり複雑です。そこでいろいろな分別ケースが予測されるため、八王子市では「物品ごと」に独自の取り決めを加味しました。したがって市民が頼りにするのは「プラマーク」と「新ごみ・資源物『分別の手引き』/77頁版」です。これを読んでも分らないプラの分別は市のごみ減量課(tel620-7256)へ電話で問い合わせることが一番です。
 市民が分別収集したプラごみのリサイクルは、昨年実績で約8割が高炉用の還元剤(コークスの代用)に活用され、残りは油化やパレット等に活用されているそうです。可燃ごみへ分別したものは熱エネルギーとして回収されます。
 プラ分別品の汚れを落として下さいとお願いしてあるのは、運搬・保管時の悪臭発生防止と、リサクルするときに過度の不純物が再商品化品の品質を低下させるからです。プラ分別前のザーとした汚れ落しには必ず協力しましょう。
(リサイクル委員大島)  

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ムトウ

3分別以上 ゴミ箱


発行 下柚木町会  編集 下柚木町会広報部

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