7月3日(日)に由木地区体力つくり主催のウォーキングへ参加しました。去年までは由木音頭に唄われた名所を主に探訪するコースでしたが、これが終了したので8回目の今年は新しいコンセプトで行なわれました。
参加者は総勢90名で下柚木町会の方も十数名おりました。集合場所は南大沢駅前の中郷公園で「一日スポーツ傷害保険」の被保険者になるため参加者名簿にサインした後、小泉屋敷愛好会作「八王子の絹の道点描(絵はがき八枚と小泉栄一氏の短文)」をいただきました。
由木地区体力つくり推進協議会会長、運営委員長の挨拶の後、コース説明と諸注意があり9時半に出発、駅改札前を通り、三井アウトレットパーク横を西へ。内裏橋の上に架かる陸橋を渡ると遊歩道は桜の木のトンネルとなり、日差しが遮られ吹き抜ける風にさわやかさを感じました。南大沢緑地(空梅雨のせいか、せせらぎに水がありませんでした。)と、うずまき公園の間を右折して北へと方向を変え、東谷公園で小休止。出発して丁度30分の所でした。
鑓水小学校の横を抜け鑓水中学校の前から山道に入り、しばらく行くと同じ場所に出たので不思議に思いましたが、この道は里山を模した鑓水公園の中にある遊歩道の一部と後で分かり納得しました。
下へ降り公園の中央広場で休憩、小泉屋敷見学のため参加者が3組に分けられ時間差で出発しました。
小泉屋敷では17代当主・小泉さんから昭和47年に東京都から有形民俗文化財に指定された建物の構造や養蚕のこと、裏手の筧(かけい/節をくり抜いた竹筒)から落ちている水のことなど色々お話を伺いました。
小泉屋敷を後にして多摩美術大学に入りました。通称「多摩美」と呼んでいますが本部は世田谷区上野毛にあります。
ここ多摩美八王子キャンパスは1960年から用地取得を始め、1971年に美術学部の移転を開始、今では26棟の建物があり、4000人の学生がいるとのことでした。キャンパスの正門を入ってすぐ目につくのが、空高く置かれている不思議な物体でした。パンフレットには関根伸夫(インターネットで調べたら多摩美の卒業生で多摩美の客員教授)作『空想』と名づけられた石の彫刻で重さは50トンもあるとのこと。ほかにも沢山の彫刻がキャンパス内に展示されており一般の人でも鑑賞できるそうです。キャンパス内を通り抜ける途中、彫刻棟群建屋の周りには素材の大理石や御影石などが所狭しと置いてあり目をひきました。
東門から多摩美を後にし、歩行者専用の広域緑道(「むさしのの道」)に出ました。ここは町田市との境界に近く、高台なので左手に先に通ってきた鑓水公園の方角が一望でき、眼下には手付かずの広大な空き地が雑草で覆われていました。この土地が活用されるのはいつ頃かなと気になりました。 サレジオ高専の北側を通り、鑓水小山口から尾根緑道(戦車道路)に入り、小山内裏公園内の解散地点に着いたのは予定より遅れ12時半過ぎ、全行程は約7kmでした。
今回歩いた南大沢5丁目、鑓水2丁目は丘陵の地形を巧みに利用して、自動車が通る車道と遊歩道を立体的に交差させ車と人を分離した人に優しい街となっているため、今まで車で走っていて気がつかなかった新たな発見がありました。
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