web版 第23-10号(No99)

   資源物・プラスチックの出し方

 新しいごみ・資源物の出し方に変更(昨年10月〜)となって1年が経ちました。
  各家庭においては一応慣れたと思いますが、多種多様のケースがあるため毎日の分別でたまに迷いが出てもやむをえません。 
  本年7月に戸吹清掃所の一画へ新設されたプラスチック資源センターを夏に見学しましたので、その概要を次に報告します。

       

  写真にある選別ラインは外部業者への委託ラインで熱心に作業していました。手前の2つのラインはプラスチック、奥の1つのラインはペットボトルの選別コンベアで、それぞれ長さ約7m位へ作業員6名(1ライン)が取組んでいました。
  説明員の解説によると、コンベアラインではレジ袋などの結ばれた袋は、全て拡げてチェックしながら「分別ミス物と異物」を取除く選別作業でした。レジ袋類は自動前処理で外袋を切り裂くそうですが自動機だけでは開封処理されず半量は選別ライン上で作業員がナイフで切り開いています。
  どんどん流れるコンベアに張付いて、容器包装品以外に該当するシート・ビン類や異物を「見た目で100%除去」することは大変な労働と思われました。見学通路に異物のサンプルが展示されていましたが、かみそり・注射器・カセットテープ・CDなど沢山の異物がレジ袋から出て来るとは驚きでした。このような異物をレジ袋に入れて捨てる人は確信犯としか思えません。
  選別されたプラスチックは、1m位の立方体に圧縮梱包され、作業は完了です。 
  この市で回収したプラスチックの用途は容器包装リサクル協会を通じて再商品化事業者に引渡されますが、9割強は東京湾沿いにある大手鉄鋼メーカー高炉の還元材(コークスの代用品)として使われているとか。
  ペットボトルのリサクルは、衣類やボトルへの再生は極めて少なく、主に透明な薄手のトレイ(スーパーマーケットで汎用されている)などに使われているとか(雑誌情報)。
  内容物が付着したプラスチック容器や袋類の出し方は、汚れを落とすことになっています。食品などの汚れが沢山残っていると、ストック中に腐敗したり悪臭を発したり不衛生となります。ザーッと洗うか、流し落としてから出さないと、手選別やリサイクル作業する方々が難儀します。
  例えば、納豆に付いてくる醤油の小袋などは中身の残りカスをいちいち洗う訳にはいきませんから可燃物として出しましょう。
  ペットボトル類は、フタを外して出すことになっていますが、フタが付いていると圧縮できませんから、コンベアライン上で作業員が手で開けることになります。皆さんが中身を使ってからフタをすることは、親切どころか作業を多くしていることになります。なお、フタはプラスチックへ分別します。
  さて、市から搬送され再商品化事業者に引渡された圧縮梱包品(ベールという)について、「抜き打ち品質検査」があることをご存知でした?。毎年、搬出市町村ごとに品質ランクを付け、Aランクなら1億円(記憶では)を奨励金として支給されるとか。ちなみに昨年の八王子市の実績はAランクでした。
  家庭における分別は、「分別の手引き書」どおりに単純なケースばかりではありません。そんな時には「聞くのが一番」。お問い合わせ先は、「ごみ総合相談センター」電話696-5353へお尋ねください。
(町会リサクル委員・大島 記)

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