web版 第25-11号(No124)

  ダンボールコンポスト奮戦記 その2  リサイクル推進委員 大島錬三

 ダンボールコンポストを開始し、本日(11月17日〜)で40日目ですが、今のところ順調に堆肥化は経過しております。
 今回の基材量(25g)で消化できる生ごみ重量は水分込みで50kg。毎日の生ごみ投入量が250gとして毎月の合計量は7・5kg、目標50kgの投入には約7ケ月を要する計算となり、来年4月までの作業継続となります。 
ご近所におけるごみ出し作業の分担は、資源物を含めたごみ出しが我が家同様にご主人が分担の家庭が多い?ようです。
 我が家も同様で、その分担は生ごみを台所からダンボールコンポストの箱そばまでの運搬は家内、生ごみ投入およびコンポストの世話係りが夫(私)となっています。 
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  という訳で毎朝、食事後に生ごみを投入しながら、温度をチェックし、外観を観察し、コンポストを1〜2分間かき混ぜ、ノート記入が日課となりました。その作業中の観察結果や学習したポイントを次に報告します。

●投入した生ごみとその消化について
  投入する生ごみは「プラスチック・金属・木材・枝や貝殻」などの混入は禁止ですが、食べ物なら何でもOKです。
  葉っぱものや大根のしっぽ、果物の皮と種、魚の骨・臓物。鶏の小骨・卵の殻も入れていますが、鶏の骨や卵殻は堆肥として土に入れ分解消滅には数年を要するとか。バナナの皮などもなかなか消化しない感じでしたが半月位経つと無くなっていました。

●コンポストの温度
  微生物(菌)やバクテリアなどは、生ごみが入るとこれをエサとして食し、この作用のエネルギーがコンポストの温度を上げます。野菜を主に投入すると外気温より10〜20℃位に昇温しますが、廃食用油やたんぱく質系食品、米ヌカなどを与えると著しく昇温します。我家で米ヌカ約100CCを投入すると45〜60℃位にもなって微生物の活動がうまく行っている感じが得られます。
  コンポストの温度は外気温に左右されますが、プラス5℃位あれば発酵作用があるそうで、冬は日向のある場所への設置が大切とか。初体験だけに、1・2月の寒い季節がなんとなく心配です。なお、基材の温度が10℃を割ると発酵休止となるようです。由木の寒さをうまく乗り切れるかが心配です?。

●コンポストの外観や臭い
  一般的な経験では、「堆肥化」には臭いが付き物と思っていましたが、臭いは全くありません。コンポスト化は微生物が酸素を補給しながらの活動(発酵作用)であり、腐敗は酸素がなくとも起こるもので、腐敗がかなり進めば悪臭が発生します。したがって、順調な発酵作用中には悪臭がありません。
  外観については、基材はいわゆる濡れた腐葉土と同じ「濃い褐色」ですが、通常はみかんの皮や菜っ葉の切れ端が点在する景色で、慣れると特にいやな感じはありません。

●ムシの発生と防止対策
  コンポスト化を開始して半月位経った頃、長さ5o・径1o位のうじ虫数匹を発見し、初体験だけにびっくりしました。20日過ぎには長さ20o・径5o位の細長いいも虫状の虫約50匹を発見。基材温度が20℃位では動きが悪いが、40〜60℃では活発に動いています。調べた所、大きい虫はコウカアブ(便所蜂)というアブの幼虫で、気温が高い季節はアブの成虫にかえるが、寒い季節にはかえらないようです。
  さて、この虫発生は失敗かと思いましたが、減農薬が常識の昨今「野菜の葉っぱに虫の卵が付着は当然」と考え直しました。
  虫退治の対策は基材購入時に付属していた説明書に次の2方式が書いてありました。
@生ごみ投与の休止;一週間ほど放置しておくと虫は死滅する。(餓死作戦?)
A日光を当て高温化;大きめのプラ袋へ入れ、袋内で基材を拡げ日光へ当てると袋内温度が60℃を超え2〜3日で虫は全滅。(高温作戦)
  晩秋では気温が低く、Aの高温化作戦は無理かなと思い、旅行で不在を機に@の餓死作戦をトライした。8日目に基材を診たら基材量が1割位下がり温度は20℃、虫はピクリともせず全滅していた。しかし喜んだのもつかの間、3日目にはムクリとうごめいた。
つまりは「栄養不足の仮死」だったのかな?
(次月に続く 大島記)
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  資源物分別の知識アップ

● 問 題  『ペットボトルのキャップは取って出す?』

 ペットボトルは収集後に選別し、容器包装プラスチック(ポリエステル)としてリサクル工場へ送ります。キャップはボトル本体とは材質が異なるため、必ずはずし発泡スチロールなどのプラスチックへ分別してください。
  キャップをつけたままのペットボトルは収集後、清掃工場内の手作業で全数をはずしています。皆さまのご協力をお願いします。


illustration● 問 題  『ペットボトルのつぶして出す?
        また、ラベルは剥がして出す?』


 ラベルは、はがして出すには手間が要るので八王子市のルールでは剥がさないで出します。また、ボトルをつぶして出すことはお願いしていませんが、つぶされたボトルは「リサイクルの工程上ラベルを巻き込む」ので、もしボトルをつぶして出す場合にはラベルを剥がしてから出してください。
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発行 下柚木町会  編集 下柚木町会広報部

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