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12分団第8部(下柚木消防団)活動の近況

  消防部長 上村洋次郎
 日頃から下柚木町会の皆さまにおかれましては、消防団の活動に対し深い御理解、御協力を頂いておりますことに厚く御礼申し上げます。平成26年を迎えて、我われ消防団員は気持ちも新たに、より一層、由木地区の消防活動に取り組んでおります。
  昨年を振り返りますと、八王子市内の火災件数は226件。死者1名および負傷者32名。その内、由木管内では火災件数が56件。負傷者10名の結果が報告されています。割合から見ると、由木地区がいかに火災多発地域であるか解りますが、幸いなことに死亡者は出ておりません。消防団へは、由木管内に於いて17件の出動要請がありました。今年に入り、一番最近では、鑓水地区で住宅一棟全焼。鎮火まで4時間を要する大きな火災が起こっています。
 この様な不測の事態での消火活動の他に、消防団には様々な活動や行事があります。さる1月12日、八王子市役所前の河川敷に於いて、伝統の消防団出初め式が挙行されました。
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音楽隊の演奏、梯子乗り、演技隊による一斉放水等を多くの市民の皆さまにご観覧頂きました。また、同月24日、文化財防火デーに伴い、永林寺に於いて由木保育園の園児達が見守る中、消防署隊・消防団・檀家を交えての本番さながらの消防演習が行われました。
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更に2月23日(日)、由木分署開放デーでは昨年同様の様々な体験コーナーを通じて多くの市民の皆さまとふれあう予定です。
我われ消防団員は、実際の火災現場での消火活動は然ることながら、このほか多岐に亘る活動を通じ地域の皆さまとのコミュニケーションを図らせて頂いております。
 近い将来、この関東地方にも大規模な震災が来ると予測されています。万全な備え、対策をもってしても被害をゼロにする事は難しいことだと思います。消防団は、日頃の活動を通して得た地域の皆さまとの関係を基に、あらゆる情報を収集し役立て、被害を最小限に食い止めることが大きな役割と考えております。
 災害に強い町づくりには地域の皆さまとの連携が不可欠です。消防団は、これからも、より良い相互関係を築くために、消防団活動を通し地域の皆さまと一つになって前進したいと思いますので宜しくお願い申し上げます。

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