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寺沢川のおさかなが汚染水で全滅か

   広報部 大島錬三

 3月17日(火)朝、堀之内に住まう由木地区・環境活動の仲間からのEメールで、私がいつも散歩している寺沢川上流で沢山の魚が死んでいたとの連絡を受けました。詳しい位置は6班(東芝団地)から寺沢へ抜ける道の橋付近です。環境活動の仲間から事後だけれども川のペーハー値(酸・アルカリ性を示す度合)を調べたらとのお願いを受けました。
 早速、聖跡桜ヶ丘のアートマンからペーハー試験紙を買い求め、午前11時頃にテストしました。結果はペーハー値6~7の中性で、悪い数値ではなかった。ついでにCOD(化学的酸素要求量)も計りたかったのですが、アートマンでは売っていませでした。寺沢川は大栗川・太田川と一緒に、毎年6月初旬、環境活動の一つになっている全国河川調査として定期的にCODを測っており、値は4前後といつもやや悪い数値です。
 ペーハー値を計っていると、川の近所のTさん(町会役員)の奥さんが来て、魚の大量死亡事件を教えてくれました。
 奥さんの話では、15日(日)に寺沢川(例年のCOD測定場所)で、大きさ10~15センチ位のカワムツが多数(20匹以上)死んでおり、とてもびっくりしたそうです。中には口をパクパクと息苦しそうにしていた魚もいて、川沿いの人たちが白く泡立って汚れた川の様子を心配そうに見守っていました。
 しばらく経ってから市役所・消防署・警察の方々も駆けつけたとか。Tさんのご主人は町会役員のため、排水先である東京薬科大学へ出向き汚染の原因を聞いてきたそうで、「本日、床清掃の業者が作業を終えてから、洗浄廃液を排水溝に流した」との話。洗浄廃液は強アルカリ性だったそうです。
 事故後2日を経た川の様子は、見た限りでは泳ぐ魚影や死んだ魚は見当たりませんし、とても綺麗に澄んでいました。昨夜から30ミリ前後降った雨の影響があるかも知れません。今のような寒い季節の魚は、川底に隠れていて魚影は見えないのが普通です。
 丁度そのとき、八王子市の水質関係者が河川調査に見え、聞いたら今のペーハー値は中性だったとか。市は日曜日に通報を受け川に来たそうですが、死んだ魚は得られなかったそうです。その理由は死にかけそうにみえた魚が底へ沈んで行き、生き返った?みたいだったからとか。
 この寺沢川は由木地区に於いて、唯一カワムツが群れをなし、夏には数十匹の黒いイトトンボが川面に舞う自然環境に優れた大切な地域だったのです。約30年前の寺沢川の河川改修時に「多摩丘陵の自然を守る会」のみなさんが市へお願いをして川の三面張りをやめ、川底の傾斜や川底の石及び小さな段差などと魚が住みやすい工夫があって昔からの生物が生きていたのです。今年の初夏は群れなす魚影が見られないかと思うと残念な限りです。 
 川の近所に住まう奥さんの話では、東京薬科大学が開校したとき、住民との約束で大学の排水は構内の大きな池を通して寺沢川へ流すことも条件の一つだったそうです。良い排水は池に泳ぐ鯉などの生物が安全指標となった筈。しかし40年前に約束を交わした大学関係者はもういないらしいです。
 今回の汚染事件は、堀之内町会が窓口となって大学側と前後策を話し合うそうです。

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バス停六万坊のいわれについて


 子安市民センターの東に六万坊と云うバス停が有ります。そこの交差点信号機にも六万坊と表示されており、ここを通るたびにこの地名のいわれが気になっていました。
photo 昔 六万部の経文と刀剣を納めた祠が有ったとの言い伝えがあり、子安市民センターの北、坂下に子安一、二丁目、会館右には滝不動尊が有り、御本尊は黒竜王で剣を飲む。この地は、昔は泉湧き滝が落ちる修行道場が有ったと伝えられている。このいわれは子安町老人会のホームページから引用したもので、諸説有る中で最も正しいのかも知れません。
 ネット上で別の方が、次のような紹介をしていました。
「六万坊」とは聞き慣れない言葉だが、どうやらたくさんの寺がある場所といったような意味の仏教用語らしく、福島県保原町にも「六万坊」という地名がある。ここがなぜ「六万坊」という地名になったのか、さまざまな資料を紐解いてみても、その由来をしっかりと説明した記述に行き当たらない。ちょっと興味を覚えたりします。
 更にネットで検索すると、六万坊の名前は、「富士の麓の天母原の3堂並びに6万坊を造営すべきものなり」という日蓮宗系の言葉からきてるみたい・・・・とありました。

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